クラス java.lang.System
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クラス java.lang.System
java.lang.Object
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+----java.lang.System
- public final class System
- extends Object
このクラスは、システム機能へのシステム非依存なインターフェースを提供する。
このクラスで提供される、さらに有用なものに標準入力と標準出力がある。
標準入力は文字データを読むために使用される。
標準出力は表示のために使用される。
例:
System.out.println("Hello World!");
メソッドと変数のすべてが静的であるため、この Class はインスタンス化や、
サブクラス化することができない。
-
err
- 標準エラー。
-
in
- 標準入力。
-
out
- 標準出力。
-
arraycopy(Object, int, Object, int, int)
-
元の配列の指定された位置に始まる配列を、
目的の配列の指定された位置へコピーする。
-
currentTimeMillis()
- ミリ秒単位の起源(00:00:00 UTC,1月1日,1970)からのGMTで現在の時間を返す。
-
exit(int)
- 仮想マシンを終了し、終了コードを返す。
-
gc()
- ガベージコレクターを実行する。
-
getProperties()
- System プロパティを取得する。
-
getProperty(String)
- key で示される System プロパティを取得する。
-
getProperty(String, String)
- key と def で示される System プロパティを取得する。
-
getSecurityManager()
- システムセキュリティインタフェースを取得する。
-
getenv(String)
- 現在は、サポートされていない。
-
load(String)
- 絶対パス名を与え、ダイナミックライブラリをロードする。
-
loadLibrary(String)
- 指定されたライブラリ名を持つダイナミックライブラリをロードする。
-
runFinalization()
- finalization が終わっていないオブジェクトの finalization メソッドを実行する。
-
setProperties(Properties)
- System プロパティを指定されたプロパティに設定する。
-
setSecurityManager(SecurityManager)
- システムセキュリティを設定する。
in
public static InputStream in
- 標準入力。 このストリームは文字データを読み込むために使用
される。
out
public static PrintStream out
- 標準出力。 このストリームはメッセージを表示するために使用される。
err
public static PrintStream err
- 標準エラー。このストリームはエラーメッセージを表示するために使用することができる。
多くのアプリケーションが InputStream からデータを読み込み、PrintStream
out 文を用いてメッセージを出力する。アプリケーションが、ソースとディストネーション
ファイルの指定をコマンドラインリダイレクションに頼ることもある。標準出力を
リダイレクトする際の問題は、出力をファイルにリダイレクトすると、画面へ
メッセージを書くことができないことである。この問題は、ある出力を PrintStream out に、
そして他の出力を PrintStream err に送ることにより解決することができる。
PrintStream err と PrintStream out との違いは、 PrintStream err はたいていの場合、
エラーメッセージを表示するために使われるということである、しかしどんな目的のために使用しても構わない。
setSecurityManager
public static void setSecurityManager(SecurityManager s)
- システムセキュリティを設定する。この値は一度だけしか設定できない。
- パラメータ:
- s - セキュリティマネージャ
- 例外: SecurityException
- SecurityManager がすでに設定されている場合。
getSecurityManager
public static SecurityManager getSecurityManager()
- システムセキュリティインタフェースを取得する。
currentTimeMillis
public static long currentTimeMillis()
- ミリ秒単位の起源(00:00:00 UTC,1月1日,1970)からのGMTで現在の時間を返す。
これは符号つきの64ビット整数であり、 292280995 年まで
オーバフローしないことになる。
- 参照:
- Date
arraycopy
public static void arraycopy(Object src,
int src_position,
Object dst,
int dst_position,
int length)
- 元の配列の指定された位置に始まる配列を、
目的の配列の指定された位置へコピーする。
このメソッドはコピー先の配列に対するメモリ割り当てをしない。
メモリは割り当てられている必要がある。
- パラメータ:
- src - 元のデータ
- srcpos - 元のデータの開始位置
- dest - コピー先
- destpos - コピーするデータの開始位置
- length - コピーされる配列要素の数
- 例外: ArrayIndexOutOfBoundsException
- コピーにより、配列の範囲外の
データをアクセスする場合。
- 例外: ArrayStoreException
- 型の不一致により、元の配列の要素を
コピー先の配列に格納することが
できなかった場合。
getProperties
public static Properties getProperties()
- System プロパティを取得する。
setProperties
public static void setProperties(Properties props)
- System プロパティを指定されたプロパティに設定する。
- パラメータ:
- props - 設定されるプロパティ
getProperty
public static String getProperty(String key)
- key で示される System プロパティを取得する。
- パラメータ:
- key - システムプロパティの名前
getProperty
public static String getProperty(String key,
String def)
- key と def で示される System プロパティを取得する。
- パラメータ:
- key - システムプロパティの名前
- def - このプロパティが設定されていない場合に使われる初期値
getenv
public static String getenv(String name)
- 現在は、サポートされていない。
環境変数を取得する。環境変数は、文字列の値を持つシステム依存の
外部変数である。
- パラメータ:
- name - 環境変数の名前
- 返り値:
- 変数の値または、変数が定義されて
いないとき null。
exit
public static void exit(int status)
- 仮想マシンを終了し、終了コードを返す。このメソッドは
復帰しないことに注意。
- パラメータ:
- status - 終了ステータス、成功のとき 0, 他の値はさまざまな
エラータイプを示す。
- 参照:
- exit
gc
public static void gc()
- ガベージコレクターを実行する。
- 参照:
- gc
runFinalization
public static void runFinalization()
- finalization が終わっていないオブジェクトの finalization メソッドを実行する。
- 参照:
- gc
load
public static void load(String filename)
- 絶対パス名を与え、ダイナミックライブラリをロードする。
- パラメータ:
- filename - ロードされるファイル
- 例外: UnsatisfiedLinkError
- ファイルが存在しない場合。
- 参照:
- load
loadLibrary
public static void loadLibrary(String libname)
- 指定されたライブラリ名を持つダイナミックライブラリをロードする。
- パラメータ:
- libname - ライブラリの名前
- 例外: UnsatisfiedLinkError
- ライブラリが存在しない場合。
- 参照:
- loadLibrary
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