クラス java.lang.Object
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クラス java.lang.Object

java.lang.Object

public class Object
クラス階層の根となるクラスである。 すべてのクラスは Object を大元の親としている。 Object クラスで定義されているすべての変数とメソッドは、 すべてのオブジェクトにおいて利用可能である。
参照:
Class

Constructor Index

 o Object()

Method Index

 o clone()
オブジェクトのクローンを作成する。
 o equals(Object)
オブジェクトが等しいかどうかを検査する。
 o finalize()
オブジェクトがガーベージコレクトされるときに実行されるコード。
 o getClass()
クラス記述子を返す。
 o hashCode()
オブジェクトのハッシュコードを返す。
 o notify()
あるスレッドの状態が変化したときに、待機中のスレッドに通知を行う。
 o notifyAll()
状態変化を待っているすべてのスレッドに通知を行う。
 o toString()
オブジェクトの値を表記する String を返す。
 o wait(long)
スレッドを、時間切れになるか通知があるまで待たせる。
 o wait(long, int)
より細かい wait()。
 o wait()

通知があるまでスレッドを待たせる。

Constructors

 o Object
  public Object()

Methods

 o getClass
  public final Class getClass()
クラス記述子を返す。 Java の各クラスは、getClass() メソッドが返すような実行時表現を持っている。
 o hashCode
  public int hashCode()
オブジェクトのハッシュコードを返す。 Java では、それぞれのオブジェクトが1つのハッシュコードを持っている。 ハッシュコードは普通、異なるオブジェクトなら異なる値となる数値である。 これはオブジェクトをハッシュ表に置くときに用いる。

注意:ハッシュコードは負の値にもなる。

参照:
Hashtable
 o equals
  public boolean equals(Object obj)
オブジェクトが等しいかどうかを検査する。 指定されたオブジェクトと等しいかどうかを boolen で返す。 このメソッドはオブジェクトがハッシュ表に置かれているときに使われる。
パラメータ:
obj - 比較するオブジェクト
返り値:
等しいときに true、どうでないなら false
参照:
Hashtable
 o clone
  protected Object clone() throws CloneNotSupportedException
オブジェクトのクローンを作成する。 新しいインスタンスを割り振り、そこにオブジェクトのビット単位のクローンを置く。
返り値:
オブジェクトのクローン
例外: OutOfMemoryError
メモリがない
例外: CloneNotSupportedException
オブジェクトが明らかにクローンを作られたくないか、Cloneableインタフェースをサポートしていない
 o toString
  public String toString()
オブジェクトの値を表記する String を返す。 すべてのサブクラスがこのメソッドをオーバーライドすることを推奨する。
 o notify
  public final void notify()
あるスレッドの状態が変化したときに、待機中のスレッドに通知を行う。 変更をもたらすスレッドは待機スレッドに notify() で通知する。 処理を進ませないで状態の変化を待ちたいスレッドは wait() を呼ぶことができる。 notify()メソッドは同期メソッドの中からのみ呼び出し可能である。
例外: IllegalMonitorStateException
現行スレッドがオブジェクトのモニタの所有者でない
参照:
wait, notifyAll
 o notifyAll
  public final void notifyAll()
状態変化を待っているすべてのスレッドに通知を行う。 待機しているスレッドは一般的に、他のスレッドが何か変化することを待っている。 それで、1つ以上のスレッドが変化を待機しているスレッドが変化を起こしたときは、 notifyAll() メソッドを使ってすべての待機中のスレッドに通知を行う。 処理を進ませないで状態の変化を待ちたいスレッドは wait() を呼ぶことができる。 notifyAll() メソッドは同期メソッドの中からのみ呼び出し可能である。
例外: IllegalMonitorStateException
現行スレッドがオブジェクトのモニタの所有者でない
参照:
wait, notify
 o wait
  public final void wait(long timeout) throws InterruptedException
スレッドを、時間切れになるか通知があるまで待たせる。 wait() メソッドは同期メソッドの中からのみ呼び出し可能である。
パラメータ:
timeout - ミリ秒単位での最大待ち時間
例外: IllegalMonitorStateException
現行スレッドがオブジェクトのモニタの所有者でない
例外: InterruptedException
他のスレッドがこのスレッドを中断した
 o wait
  public final void wait(long timeout,
                         int nanos) throws InterruptedException
より細かい wait()。 wait() メソッドは同期メソッドの中からのみ呼び出し可能である。
パラメータ:
timeout - ミリ秒単位での最大待ち時間
nano - 追加の待ち時間(ナノ秒単位で0-999999)
例外: IllegalMonitorStateException
現行スレッドがオブジェクトのモニタの所有者でない
例外: InterruptedException
他のスレッドがこのスレッドを中断した
 o wait
  public final void wait() throws InterruptedException

通知があるまでスレッドを待たせる。

wait() メソッドは同期メソッドの中からのみ呼び出し可能である。
例外: IllegalMonitorStateException
現行スレッドがオブジェクトのモニタの所有者でない
例外: InterruptedException
他のスレッドがこのスレッドを中断した
 o finalize
  protected void finalize() throws Throwable
オブジェクトがガーベージコレクトされるときに実行されるコード。 普通は何も行う必要はない。 finalize() メソッドによって発生させられたあらゆる例外は finalize() の処理を停止させる。 そうではない例外は、無視される。

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