クラス java.net.URLConnection
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クラス java.net.URLConnection

java.lang.Object
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public class URLConnection
extends Object
URL によって表されるオブジェクトへの接続を表現するクラス。 このクラスは抽象クラスである。接続を実装するにはサブクラス化しなればならない。

Variable Index

 o allowUserInteraction
 o connected
 o doInput
 o doOutput
 o ifModifiedSince
 o url
 o useCaches

Constructor Index

 o URLConnection(URL)
指定された URL への URLConnection を作成する。

Method Index

 o connect()
URLConnection オブジェクトは、2つの段階を経る。
 o getAllowUserInteraction()
allowUserInteraction フラグの値を得る。
 o getContent()
URL で参照されるオブジェクトを得る。
 o getContentEncoding()
情報のコード化方式 (content-encoding) を得る。
 o getContentLength()
情報の長さ (content-length) を得る。
 o getContentType()
情報の種類 (content-type) を得る。
 o getDate()
オブジェクトの送信日時を得る。
 o getDefaultAllowUserInteraction()
defaultAllowUserInteraction フラグのデフォルト値を得る。
 o getDefaultRequestProperty(String)
接続要求に関する一般的なプロパティのデフォルト値を得る。
 o getDefaultUseCaches()
useCaches フラグのデフォルト値を得る。
 o getDoInput()
doInput フラグの値を得る。
 o getDoOutput()
doOutput フラグの値を得る。
 o getExpiration()
オブジェクトの有効期限 (expires) を得る。
 o getHeaderField(String)
指定された name のヘッダフィールドを得る。
 o getHeaderField(int)
n 番目のヘッダフィールドの値を返す。
 o getHeaderFieldDate(String, long)
指定された name のヘッダフィールドを得る。
 o getHeaderFieldInt(String, int)
指定された name のヘッダフィールドを得る。
 o getHeaderFieldKey(int)
n 番目のヘッダフィールドのフィールド名を返す。
 o getIfModifiedSince()
更新の基準となる日時を得る。
 o getInputStream()
オブジェクトを読む InputStream を得る。
 o getLastModified()
オブジェクトの最終更新日時を得る。
 o getOutputStream()
オブジェクトに書く OutputStream を得る。
 o getRequestProperty(String)
接続要求に関する一般的なプロパティを得る。
 o getURL()
接続している URL を得る。
 o getUseCaches()
useCaches フラグの値を得る。
 o guessContentTypeFromName(String)
オブジェクトの種類 (content-type) をその拡張子から決めるユーティリティ関数。
 o guessContentTypeFromStream(InputStream)
このメソッドはファイルを検査してファイルの種類を判定するために使用される。
 o setAllowUserInteraction(boolean)
URL 接続は、プロトコルによっては、ユーザとの対話が必要になることがある。
 o setContentHandlerFactory(ContentHandlerFactory)
ContentHandler のファクトリを設定する。
 o setDefaultAllowUserInteraction(boolean)
allowUserInteraction フラグのデフォルト値を設定する。
 o setDefaultRequestProperty(String, String)
接続要求に関する一般的なプロパティのデフォルト値を設定する。
 o setDefaultUseCaches(boolean)
useCaches フラグのデフォルト値を設定する。
 o setDoInput(boolean)
URL 接続は、入力と出力を同時にもしくはどちらかを使うことができる。
 o setDoOutput(boolean)
URL 接続は、入力と出力を同時にもしくはどちらかを使うことができる。
 o setIfModifiedSince(long)
プロトコルによっては、情報がある日時から更新されたときのみ 転送する機能をサポートしている。
 o setRequestProperty(String, String)
接続要求に関する一般的なプロパティを設定する。
 o setUseCaches(boolean)
プロトコルによっては、情報をキャッシュすることがある。
 o toString()
URL 接続の文字列表現を返す。

Variables

 o url
  protected URL url
 o doInput
  protected boolean doInput
 o doOutput
  protected boolean doOutput
 o allowUserInteraction
  protected boolean allowUserInteraction
 o useCaches
  protected boolean useCaches
 o ifModifiedSince
  protected long ifModifiedSince
 o connected
  protected boolean connected

Constructors

 o URLConnection
  protected URLConnection(URL url)
指定された URL への URLConnection を作成する。
パラメータ:
url - 接続先の URL

Methods

 o connect
  public abstract void connect() throws IOException
URLConnection オブジェクトは、2つの段階を経る。 まずオブジェクトが作られ、それから接続が行われる。 オブジェクトが作られてから接続されるまでの間、doInput や useCaches のような様々はオプションを設定することができる。 接続後は、オプションの設定はエラーとなる。 getContentLength のような接続している時に行う操作は、必要ならば 暗黙に接続を行う。すでに接続しているときには接続しない。
 o getURL
  public URL getURL()
接続している URL を得る。
 o getContentLength
  public int getContentLength()
情報の長さ (content-length) を得る。不明のときは -1 。
 o getContentType
  public String getContentType()
情報の種類 (content-type) を得る。不明のときは null を返す。
 o getContentEncoding
  public String getContentEncoding()
情報のコード化方式 (content-encoding) を得る。不明のときは null を返す。
 o getExpiration
  public long getExpiration()
オブジェクトの有効期限 (expires) を得る。不明のときは 0 を返す。
 o getDate
  public long getDate()
オブジェクトの送信日時を得る。不明のときは 0 を返す。
 o getLastModified
  public long getLastModified()
オブジェクトの最終更新日時を得る。不明のときは 0 を返す。
 o getHeaderField
  public String getHeaderField(String name)
指定された name のヘッダフィールドを得る。不明のときは null を返す。
パラメータ:
name - ヘッダフィールドの名前
 o getHeaderFieldInt
  public int getHeaderFieldInt(String name,
                               int Default)
指定された name のヘッダフィールドを得る。不明のときは Default を返す。 フィールドは整数として解釈される。 getHeaderField の形式は、いくつかの接続の種類(例えば、htt-ng)が あらかじめ解析してあるヘッダを持っているために存在する。 このメソッドをオーバーライドして解析を効率よくすることができる。
パラメータ:
name - ヘッダフィールドの名前
Default - フィールドが見付からないか書式が不正なときに返る値
 o getHeaderFieldDate
  public long getHeaderFieldDate(String name,
                                 long Default)
指定された name のヘッダフィールドを得る。不明のときは Default を返す。 フィールドは日付として解釈される。 getHeaderField の形式は、いくつかの接続の種類(例えば、htt-ng)が あらかじめ解析してあるヘッダを持っているために存在する。 このメソッドをオーバーライドして解析を効率よくすることができる。
パラメータ:
name - ヘッダフィールドの名前
Default - フィールドが見付からないか書式が不正なときに返る値
 o getHeaderFieldKey
  public String getHeaderFieldKey(int n)
n 番目のヘッダフィールドのフィールド名を返す。 フィールドが n 個より少ないときは null を返す。 このメソッドは、メッセージ中のすべてのヘッダを繰り返し処理するときに使う ことができる。
 o getHeaderField
  public String getHeaderField(int n)
n 番目のヘッダフィールドの値を返す。 フィールドが n 個より少ないときは null を返す。 このメソッドは、getHeaderFieldKey メソッドと組み合わせて メッセージ中のすべてのヘッダを繰り返し処理するときに使うことができる。
 o getContent
  public Object getContent() throws IOException
URL で参照されるオブジェクトを得る。 例えば URL がイメージを参照している場合、返り値のオブジェクトは Image の サブクラスである。 どの種類のオブジェクトが返されたのかを判別するには、instanceof 演算子を用いる。
返り値:
転送されたオブジェクト
例外: UnknownServiceException
プロトコルがこのオブジェクトをサポートしていない
 o getInputStream
  public InputStream getInputStream() throws IOException
オブジェクトを読む InputStream を得る。 プロトコルの実装者は、適切ならばこのメソッドを使うべきである。
例外: UnknownServiceException
プロトコルが入力をサポートしていない
 o getOutputStream
  public OutputStream getOutputStream() throws IOException
オブジェクトに書く OutputStream を得る。 プロトコルの実装者は、適切ならばこのメソッドを使うべきである。
例外: UnknownServiceException
プロトコルが出力をサポートしていない
 o toString
  public String toString()
URL 接続の文字列表現を返す。
オーバーライド:
クラス ObjecttoString
 o setDoInput
  public void setDoInput(boolean doinput)
URL 接続は、入力と出力を同時にもしくはどちらかを使うことができる。 入力に使う場合は、doInput フラグを true に設定し、そうでなければ false に設定する。 doOutput フラグが明に true に設定されてる場合、 doInput フラグは false であり、 そうでないときは doInput フラグは true である。
 o getDoInput
  public boolean getDoInput()
doInput フラグの値を得る。
 o setDoOutput
  public void setDoOutput(boolean dooutput)
URL 接続は、入力と出力を同時にもしくはどちらかを使うことができる。 出力に使う場合は、 doOutput フラグを true に設定し、そうでなければ false に設定する。デフォルトは false である。
 o getDoOutput
  public boolean getDoOutput()
doOutput フラグの値を得る。
 o setAllowUserInteraction
  public void setAllowUserInteraction(boolean allowuserinteraction)
URL 接続は、プロトコルによっては、ユーザとの対話が必要になることがある。 例えば、HTTP は認証のためのダイアログを表示することがある。 しかしこのような対話は、ユーザがその場にいて アプリケーションを動かしているときのみ意味がある。 allowUserInteraction フラグが true のとき、ユーザとの対話を許可する。 false のときは対話は許されず、例外が起こる。 フラグの値は setAllowUserInteraction メソッドで設定することができる。 デフォルトは false である。
 o getAllowUserInteraction
  public boolean getAllowUserInteraction()
allowUserInteraction フラグの値を得る。
 o setDefaultAllowUserInteraction
  public static void setDefaultAllowUserInteraction(boolean defaultallowuserinteraction)
allowUserInteraction フラグのデフォルト値を設定する。 デフォルトは "sticky" である。つまり、すべての URLConnection の静的な状態の一部であるということである。 このフラグは、設定したあとに作られるすべての URLConnection オブジェクトに適用される。
 o getDefaultAllowUserInteraction
  public static boolean getDefaultAllowUserInteraction()
defaultAllowUserInteraction フラグのデフォルト値を得る。
 o setUseCaches
  public void setUseCaches(boolean usecaches)
プロトコルによっては、情報をキャッシュすることがある。 キャッシュを無視して情報を必ず転送することが必要になることがある (例えば、ブラウザの "reload" ボタンなど)。 userCaches フラグが true のときは、この URLConnection では可能ならキャッシュを使用する。false のときは キャッシュを無視する。 デフォルト値は DefaultUseCache により設定され、これは true である。
 o getUseCaches
  public boolean getUseCaches()
useCaches フラグの値を得る。
 o setIfModifiedSince
  public void setIfModifiedSince(long ifmodifiedsince)
プロトコルによっては、情報がある日時から更新されたときのみ 転送する機能をサポートしている。このメソッドでその日時を設定する。
 o getIfModifiedSince
  public long getIfModifiedSince()
更新の基準となる日時を得る。
 o getDefaultUseCaches
  public boolean getDefaultUseCaches()
useCaches フラグのデフォルト値を得る。 この値は "sticky" である。つまり、すべての URLConnection の静的な状態の一部であるということである。 このフラグは、設定したあとに作られるすべての URLConnection オブジェクトに適用される。
 o setDefaultUseCaches
  public void setDefaultUseCaches(boolean defaultusecaches)
useCaches フラグのデフォルト値を設定する。
 o setRequestProperty
  public void setRequestProperty(String key,
                                 String value)
接続要求に関する一般的なプロパティを設定する。
パラメータ:
key - 要求のためのキーワード ("accept" のような)
value - 関連付ける値
 o getRequestProperty
  public String getRequestProperty(String key)
接続要求に関する一般的なプロパティを得る。
パラメータ:
key - 要求のためのキーワード ("accept" のような)
 o setDefaultRequestProperty
  public static void setDefaultRequestProperty(String key,
                                               String value)
接続要求に関する一般的なプロパティのデフォルト値を設定する。 URLConnection オブジェクトが作られたときに ここで設定したプロパティを持つように初期化される。
パラメータ:
key - 要求のためのキーワード ("accept" のような)
value - 関連付ける値
 o getDefaultRequestProperty
  public static String getDefaultRequestProperty(String key)
接続要求に関する一般的なプロパティのデフォルト値を得る。
パラメータ:
key - 要求のためのキーワード ("accept" のような)
 o setContentHandlerFactory
  public static synchronized void setContentHandlerFactory(ContentHandlerFactory fac)
ContentHandler のファクトリを設定する。
パラメータ:
fac - 設定したいファクトリ
例外: Error
すでにファクトリが設定されている。
 o guessContentTypeFromName
  protected static String guessContentTypeFromName(String fname)
オブジェクトの種類 (content-type) をその拡張子から決めるユーティリティ関数。
 o guessContentTypeFromStream
  protected static String guessContentTypeFromStream(InputStream is) throws IOException
このメソッドはファイルを検査してファイルの種類を判定するために使用される。 ファイルの最初の数バイトを簡単に検査する。 理想的な状態ではこのルーチンは必要ないが、現実には情報の種類や 拡張子が標準だと嘘をつく HTTP サーバがある。 データそのものを検査することは、システムをより堅牢にする。 ストリームはマークをサポートしていなければならない (BufferedInputStream など)。

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